少しずつ…

 

一人の行動ですぐに世界は変わりません。

 

でもほんの少し今の地球の状態を知ることと、

たった少し買い物や行動を変えるだけで身近に感じる世界(体、家族との時間、感じる豊さ)はすぐに変わります。。

それは地球へも影響します。


何気なく出すごみや排水…。

本当は買わなくても済むものを買い続けていることを
知ること。

自分の買い物は果たして本当に必要なものを買っているか、
体への影響は?
ゴミの行方は?
出すゴミや自分の行動の先の先まで意識して考えることは子供や孫の将来を心配することと同じくらい大切です。。

そして私たちの住む地球の健康も、家族や愛する人の体と同じで大切です。

不必要なものや自分で分解できないものが体に入れば生きていけなくなります。熱を出し(温暖化)汗をかいて(洪水)、病気になります。地球も同じです。



子供や愛する人の将来や学校や仕事を考える前にまずその子達が安心して住める地球であるかどうか、がこれからは重要ではないでしょうか。

 

私達の出したものは私たちに帰ってきます。

このままのペースでプラスチックの大量消費と大量廃棄が続くといずれ人体に不可欠な塩や飲み物、空気からマイクロプラスチックを摂取すると言われています。既に燃やされた後に出るダイオキシンなど空気を通しても戻ってきています。

ご存知かもしれませんが
私達の日々出しているプラスチックゴミは全てを国内でリサイクルできていません。
たった数%と言われいます。リサイクルするには無色透明できれいなプラスチックに限ります。 最終的に人の手作業での分別になるそうで日本の人権費では不可能です。人件費の安い中国に輸出してましたが環境を考えて受け入れを拒否されてからインドネシアやフィリピンなどのアジアの国に輸出されています。

先進国やアジア各国内での需要の増加も加わり、当然処理できずに溢れたものが川に流れ、つながる海へ…。

分別してるから大丈夫ではありません!
誰かがやってくれると思って出したものは、
いずれ自分達や子供達が大きくなる頃に形を変えて帰ってきてます。
川から海に流れたプラスチックは紫外線や波により細かくなり、さらに有害物質を吸着してマイクロプラスチックとなり戻ってきます。ビニール袋をクラゲと間違えて海ガメが食べ、こまかくなったマイクロプラスチックを魚が食べ、人も様々なルートから摂取することになります。(最近では人の血液からマイクロプラスチックが検出されているそうです)
毎日何万トンと絶え間なく流失してるのでいずれ海面をプラスチックが覆う面積のが多くなるようです。
人間の体のように蒸発し体温調節している地球はそれが不可能となりさらなる大きな災害が起こるといわれています。
一家庭から出ているゴミの量や販売の仕方をみたら想像できることとおもいます。

海は繋がっています!さらに潮の流れがあり日本に多く戻ってくると言われてます。

  形の見えるものだけではなく、実は私達の家庭の排水、キッチンや洗濯からも下水処理しきれないマイクロプラスチックが海へ流れてちりも積もればで何トンにもなっています。


燃やされているプラスチックも沢山あります。紙ナプキンだけでも一回に平均20個使われています。生理がある約40年間で9600個。紙ナプキン一つに含まれるプラスチックはレジ袋4枚分といわれ、9600個に換算すると38400枚のレジ袋を燃えるゴミとして出していることになります。
それもたった1人の計算です。
女性だけでも世界中にどれだけいるでしょうか?
それに子供用・大人用紙オムツ…。


想像しただけで変えられることは変えていく必要があることに気づきます。

これからは今の子供や孫が幸せに安心して住める『大地を守り』『育てる』ことも親や祖父母の役目でもあると思います。

習い事や学校選びも大切ですが私たちの生かされている足元も大切です。

それに少し考えて買い物をしたり、手間と時間をかける家事をしてみるとそこには見えない『豊かな時間』があることに気づきます。むかしはその見えない豊かさや『時間』が当たり前にあったようです。

さらに人と大地と海を使い捨てにしない生き方ができると自分の心が豊かになり家族や周りの人に優しくできるようになるかもしれません。

 

また安いけど壊れるものや、使い捨てのものを買い続けることは『高い』ことにも気づきます。

今までそれを買うために働く時間を減らせなかったのが、ずっと使えるものを買うことで

「あれも買っとかないと」

「あそこによってあれ買わなきゃ」

が無くなり、ものを買うための働く時間が減らせます。

異常気象に怯える中でも私達は大切な時間を使って一生懸命働いたお金で『何を』買い続けて何を捨て続けているのでしょうか。
無くなったから!と無意識に買う前に一息ついて考えてみると少し何かが変わるかもしれません。
まずごみを減らす理由を知り大切な人の先の先まで想像してみてください

考えながら暮らしてみると「無い」と思っていた「時間」は「有る」ようになり

買い続けることで「無い」と思っていたお金も「有る」ようになると思います。

「あっという間」に過ぎていた時間は「丁寧に暮らす」「小さく暮らす」時間となり、

きっと家族との時間とコミュニケーション、作り手との人と人、人と大地、人と地球を感じられるようになります。

 

自分と地球がここちいいことをしてると

家族も周りの人もここちよくなりそれが本当の「豊かさ」につながると私達は思い、

同じ思いの有る人達と共に

長く使えて、なるべく捨てても大地に戻るものを買えるようにしたり、昔からあるものを改めて使えるように製作したいと思っています。


それとどうしても他人事とは思えないのです。

もし自分の目の前の川や海だったら…。

もし友人や家族だったらと想像してみただけです。

遠い国の話とは思えないのです。

そして海は繋がっているのでいづれ身近な話にもなると思います。

もちろん医療現場や飲み水など衛生上プラスチックによって多くの人が助かることがあり、なくてはならないものもあります。

ただ、普段の生活で他に変えられるものが考えたら沢山あると思います。



無かった時代の人に話を聞きながら

私もできることから少しずつ初めてみました
 

私達もまだまだ勉強中ですが

少しづつでも自分の買い物を意識して

捨てることや先のことまで考えて買えて(変えて)いけたらきっと今の生活の『時間』が豊かになると思っています。

いつか海外の子供まで助けていけます。

それが自分と自分の大切な人と私達が立つ大切な地球のためでもあります。

 

生きるために必要な食べ物、繊維、住むところを絶え間なく与え続けてくれている地球に今日も100年後にも感謝…。

 

 

売り上げの一部は

アジア各国で海洋プラスチック問題で活動されている団体に寄付させて頂いたり
プラスチックに変わるものの製作や活動にしていきたいと思っています。

 


 

 



プラなし生活
https://lessplasticlife.com/




参考文献

『図解でわかる14歳からのプラスチックと環境問題』
インフォビジュアル研究所
太田出版 2019年

『買い物は投票なんだ』
藤原ひろのぶ 著 
フォレスト出版 2018年

『プラスチックの現実と未来へのアイデア』
高田秀重 監修
東京書籍 2019年

『プラスチックフリー生活』
シャンタル・プラモンドン ジェイ・シンハ・著
服部雄一郎・訳
NHK出版 2019年

『プラスチック汚染とは何か』
枝廣淳子・著
岩波ブックレット 2019年

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昔のように麻と布のあるエコな暮らし、伝える伝統と伝える思い。地球や体、そして働く人が心地よく気持ちよくいられますように。 そんな想いではじまったショップです。

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